冠婚葬祭との言葉があります。婚は結婚のこと、葬は葬儀の古都と何となく想像がつきます。では、冠は何になるかです。これはかつての冠式に当たり、今の成人式になります。15歳になると元服と言って大人になるための儀式を行っていました。
では祭は何かです。世間で一般的に行われている祭りではなく、先祖の霊を祭る全般を指すとされています。現代においては、お盆であったりお彼岸などにいろいろなことを行いますが、これらに該当するとされています。葬儀を行うとき、葬儀場と葬祭場の2つの場所があります。
さらには斎場となっているところもあります。これらに違いがあるかです。基本的には、どれも葬儀に関する場所になります。斎場は、単に葬儀が行えるだけでなく、火葬も行える所を意味することがあります。火葬しかできない場所に関しては、別途火葬場と呼ぶことがあります。
市の施設などでは人の移動があまり面倒でないように、いろいろな施設を近くに配置することがあります。葬儀場は、葬儀をメインに行う会場を持つところになります。こちらでは葬儀しか行いません。前の方に祭壇があり、人が座るところなどが設けられています。
広い会場なので色々なことに使えるかもしれませんが、葬儀以外の目的で使うことは少ないです。一方、葬祭場は、葬儀以外に法事などの行事にも使えるようになっています。法事では祭壇は用意されず、会食などを行うことがあります。
初七日法要後の食事なども行える場所が該当します。